ファテープル・シークリー(インド)

最後と書いたが、本来はこちらが正面玄関だったのだろう。外に出ると、ここから丘を下って街につながる一本道が続いている。途中にはりっぱな門もある。


よく見ると、道の両側は崩れた建物の跡がびっしり。「このあたりに兵士や役人が住んでいた家があった」という。
そういえば、宮殿内にはそうした人たちの居住する場所がなかったので、城外に住んでいたのだろう。そうした家はほとんどが廃墟というか、ほとんどなくなっている。石材が持ち去られたのだろう。
小さな街1つ分の石材ぐらいはここで調達できただろう。大きな建物を壊す面倒を避けたので、きれいなまま残っているのかもしれない。

1986年登録

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