青城山と都江堰(中国)
二王廟の周りには、李親子の像を祀っている「伏龍観」や、都江堰を見下ろす「観瀾亭」など建物が森の中に点在している。
都江堰によって四川(蜀)は農作物に恵まれ「天府の地」と呼ばれたそう。三国志の時代、諸葛亮孔明がこの地、蜀を求めたのも、都江堰があったからこそだろう。
二王廟には李親子の金色の像が置かれ、参拝客が絶えない。
最近は2019年の台風被害のように、水による災害が多くなっている。現代の治水技術が2200年前より劣っているとは思わないが、当時の技術が優れていることを証明する施設であることは違いない。自然を生かし、生活に密着したこの土木事業は「地図に残る仕事」の手本のように感じる。
2000年登録
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