古都京都の文化財(日本) 宇治平等院鳳凰堂・宇治上神社


できて1000年もたっているのでだいぶ色が落ちてはいるが、壁面や壁画の彩色も残されている。完成したときは、金色の阿弥陀如来とともに相当、きらびやかな堂だったのだろうということがうかがわれる。
時代時代で様々な建築様式があるが、我々が習った「寝殿造」の代表がこの建物。「極楽浄土」を表現している。
寝殿造りの詳細は他に譲るが、辞書などから簡単に言うと、平安時代の建築様式で、南面した寝殿を中心として、東西北の三方にそれぞれ対の屋を置き、廊下で結んだ建て方。南には庭、池がある。平成の大修理を終えて、最近の写真を見ると外の柱などが赤くなっているので、かなりきれいに(創建当時に近く)なっているのだろう。赤い鳳凰堂もみたいところだ。

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