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おいしいマレーシアの料理 リーフカレー

意外と難しい、手で食べるカレー

ボルネオ島のマレーシア領、サバ州のコタキナバル(Kota Kinabalu)の街中を歩いていた。市場のようなところに入ったり、百貨店のようなところに入ったりしていて昼食の時間になった。ガイドが「カレー好きですか」というので「もちろん」とこたえたら、カレーを食べる店に連れて行ってくれた。

床に座って食べる店だった。ビールを飲んでいると、目の前に緑の敷物が置かれた。「バナナの葉です」という。そこに、ライスや薬味のようなものが置かれ、ライスの上にカレーをかけた(乗せた)。エビのチリソースなどおかずも運ばれてきた。

ただ、スプーンもフォークも、もちろん箸もない。「リーフカレーは、手で食べるんです。スプーンをもらいますか?」という。テーブルに落としたご飯を拾って食べたことはあるが、さすがにカレーはなかった。せっかくなので手で食べることにした。

コツがある言うので教えてくれた。親指と人差し指、中指の先の方をすぼめてライスと薬味、カレーを混ぜて小さい固まりにして、残りの指の先を添えるように合わせて口に持っていって親指で押し出す。そんな感じだった。落ちたご飯を拾って食べるのと同じ要領のようだ。ただ、たくさん取るとこぼれる。固まりのこしらえ加減が難しかった。

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