北海道・北東北の縄文遺跡群(日本) 三内丸山遺跡・是川遺跡・二ッ森貝塚(青森県)
シジミを味わい、犬を家族とした縄文人
もう1つはシジミで有名な小川原湖に近い七戸町にある「二ッ森貝塚」。2016年、行ってみた。
公共交通機関の便が良くない。八戸でレンタカーを借りていたので、仕事の途中に立ち寄った。縄文前期~中期(約5500~4000年前)と三内丸山と同時期の遺跡。世界遺産登録前だったので、まだ標識も少なく、カーナビを頼りに「二ッ森貝塚史跡公園」に行く。
ここには縄文時代の集落があり、いわゆるゴミ捨て場の貝塚が発見・発掘されている。建物の跡や墓なども見つかっている。犬を埋葬していたというので、その頃には既に犬は家族だったのだろう。史跡公園には当時の竪穴式住居を復原した建物が立っていた。
いくつかある貝塚から出てくるのは主にヤマトシジミだそうで、小川原湖から取ってきたものだろう。出土品は七戸町中央公民館の一角に展示されていたので行ってみた。あまり展示品は多くなかったが、出土した土器などが飾ってあった。
世界遺産登録直前、2021年4月に「二ッ森貝塚館」がオープンしているので、今はそちらで貝塚の様子を詳しく知ることができる。
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