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おいしいロシア料理 ピロシキ

「怠け者」ではいない本物の味

ピロシキは日本では「揚げパン」が一般的に知られているのだが、ロシアで最初に出てきたときは普通のパンと区別がつかず、分からなかった。

モスクワ郊外、古い街が環状に連なる「黄金の輪」の一角にあるスーズダリという街で、家庭料理を味わうレストランで出された。普通のパンと思って一口食べて「これは?」と聞くと「ピロシキ」だという。
ガイドによると「日本ではピロシキは揚げてありますが、本当のピロシキは焼いています。1時間以上もこねて作ります。揚げるのはその手間をかけないでごまかすので、怠け者のピロシキといわれます」。
割ると、肉やキャベツの具が入っていて、こちらは日本で食べる「怠け者のピロシキ」と同じ感じ。1つがあまり大きくなく、具の味は日本で知っているピロシキとほぼ同じなので、つい手が伸びる。揚げ物ではないので、少しはヘルシーなのだろうと思って食べた。

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